出待ち中にヨーロッパで起きた奇跡の出来事

試合前後の出待ちをしていると、暇です。でもそれは周りの出待ち仲間も同じで、皆暇そうにしています。基本的にただ待っているだけなので

暇ということやサッカーという共通の趣味もあり出待ち仲間とは友達になる事がよくあります

今回はベルナベウでの出待ち中にアメリカ人の友達が出来ました

彼はシカゴ出身でスキンヘッドの髭を生やした28歳くらいの優しそうなお兄さんでした

結構穏やかな感じの人で、色々と話をしました

結局この日の出待ちは何も収穫なしでそのままお別れをしました

翌日バルセロナへ向かうため早朝に空港へ行くのですが、　

なんとその空港でスキンヘッドのお兄さんと再開したのです。お互いびっくりしてましたが飛行機の時間もあり、少しだけ話しをして再びお別れをしました

この日の夜、次はカンプノウでの出待ちをしました。この日は調子が良く色々と写真を撮ってもらう事が出来ました

かなりヘトヘトになったので道端に座ってタバコを吸っていると隣にあのスキンヘッドのお兄さんがいたのです

この時はもうお互いびっくり、というよりは笑っていました

私たちはヨーロッパの地で3回も、しかも24時間以内に出会いました

でもこれは、私とスキンヘッドのお兄さんの目的や考えている事、好きなことが一緒だったのでヨーロッパで3回会うことは偶然や運命ではなくて必然だったのかもしれません

それでもやっぱり3回も会えた時はなんか凄く嬉しかったですけど

お兄さんと私にはサッカーが好きだというひとつの共通点で、忘れられない思い出ができました

バルセロナで買い物している時

店員さんとの会話で

「昨日はレアルマドリードの試合を見て、今日はバルセロナの試合を見る」

と言うと

店員さんに理解出来ないよ、ありえないと言われました

スペイン人である店員さんからしてみれば、理解の出来ない事だったでしょう

しかし、スキンヘッドのお兄さんと私からすれば必然的な事だったのでした